「新卒で準ゼネコンを辞めた僕が、今だから伝えたいこと」
2026年7月11日
今日は、自分が新卒で準ゼネコンに入社し、転職するまでのことを振り返ってみた。
この文章を書こうと思ったのは、当時の自分と同じように「仕事を辞めたい」「毎日がつらい」と悩んでいる人がいるかもしれないと思ったからだ。もし少しでも参考になるなら、あの頃の経験も無駄ではなかったと思える。
大学を卒業して入社した最初の会社は準ゼネコンだった。最初に配属された現場はJV工事。しかも所長は社内でもトップクラスに優秀で、とても厳しい人だった。仕事で分からないことがあっても聞く勇気が出ず、毎日緊張しながら現場を歩いていた。当時は苦しかったが、今振り返ると、毎週のように飲みに連れて行ってくれたことを思うと、不器用なりに気にかけてくれていたのだと思う。
その後は倉庫新築工事の現場へ異動した。社宅での生活にも慣れず、現場では一年目にもかかわらず多くの仕事を任された。施工図、数量拾い、職人対応、値下げ交渉など、何もかもが初めてだった。毎日23時を過ぎるまで仕事をし、帰宅後には母へ電話をかけ、「辞めたい。でも辞めたくない」と泣きながら話していたことを今でも覚えている。
職人さんに怒られ、所長から厳しい要求を受ける日々だった。それでも、**「現場が終わるまでは辞めない」**と決めた自分との約束だけは守り抜いた。この経験は、自分にとって大きな財産だったと思う。
転機になったのは、その現場で出会った土木施工管理の先輩だった。職人さんと自然に会話をし、一人で現場をまとめ、重機を動かしながら工事を進める姿がとても格好良く見えた。「土木施工管理をやってみたい」という気持ちが少しずつ大きくなり、実家が設備業を営んでいることもあって、自分の将来を考えるようになった。
最終的に、現場の完成を見届けた後、所長へ退職の意思を伝えた。もちろん引き止められたが、自分の中では次へ進む覚悟が決まっていた。そして転職先を決める前に会社を退職し、その後、地元のゼネコンへ転職して土木施工管理の道へ進んだ。
あの頃は「逃げるように辞めた」と思っていた時期もあった。しかし今振り返ると、あの決断があったからこそ、建築と土木の両方を経験でき、今の自分がある。
人生は、一つの選択だけで決まるものではない。
だから今、新卒で苦しんでいる人に伝えたい。
「辞めるか続けるか」で悩むことは決して悪いことではない。大切なのは、自分がどんな技術者になりたいのかを見失わないことだ。

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