【コモンシティ星田A2】
一級建築士過去問
問題
コモンシティ星田A2(大阪府、1992年)は、敷地内の緩斜面を活かした緑道の配置や、塀・門を極力設けない外構計画等により、連続した開放的な外部空間を創り出した戸建ての住宅団地として計画された。
正解は ○
コモンシティ星田A2(大阪府)は、戸建ての住宅団地で、なだらかな北斜面の敷地の対角線を中央緑道が貫き、この中央緑道から複数の緑道が等高線に沿って枝分かれしている。各住戸の敷地境界は、塀や門を極力設けない外構計画とし、ベンチや植栽などがその役割を果たすことで、連続した開放的な外部空間を創り出している。
問題
「コモンシティ星田」(大阪府交野市)は、車回しのあるクルドサックと歩行者専用のフットパスが体系化されて公園につながり、二戸建て住宅がクラスターを形成しているラドバーン方式による住宅団地である。
正解は ×
設問は、ラドバーン(アメリカ)の特徴である。「コモンシティ星田」(大阪府交野(かたの)市)は、なだらかな北斜面の敷地の対角線を中央緑道が貫き、この中央緑道から複数の緑道が等高線に沿って枝分かれしている。一方、外周の区画道路からは何本かの敷地内道路が引き込まれ、この双方から各住戸にアクセスする計画となっている。
実物写真
http://sanma.3rin.net/%E4%BD%8F%E5%AE%85%E3%83%BB%E9%9B%86%E5%90%88%E4%BD%8F%E5%AE%85/%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%E6%98%9F%E7%94%B0
覚えるためのポイント
コモンシティ星田A2の重要な特徴を3つご紹介します:
- 地形を活かした緑道システム:なだらかな北斜面の敷地の対角線上に中央緑道を配置し、そこから等高線に沿って複数の緑道が枝分かれする独特の設計
- 革新的な外構計画:従来の塀や門を極力排除し、代わりにベンチや植栽を用いて自然な境界を形成することで、開放的な外部空間を実現
- 二方向アクセス:外周の区画道路からの敷地内道路と中央緑道からの両方向からアクセス可能な設計を採用
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