「鉄骨はピッタリ合っていない」―その“わずかな隙間”を救うフィラープレートの秘密

00-1.【用語集】建築・土木・設備

【衝撃的な結論】

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鉄骨構造は精密に見えても、実際の現場では部材同士にわずかな隙間が生まれることがあります。その隙間を放置すると、ボルトを締めても十分な力が伝わらず、構造性能が低下する恐れがあります。そこで使われるのがフィラープレートです。これは単なる薄い鋼板ですが、構造の安全性を支える重要な役割を担っています。

【理由】

鉄骨接合では、高力ボルトの締付けによって部材同士を強く圧着し、摩擦力で力を伝達します。しかし接合面に隙間があると、圧縮力が十分に伝わらず摩擦力が低下します。その結果、構造性能が発揮できなくなる可能性があります。そこで、隙間を埋めて部材の厚さを調整する薄い鋼板としてフィラープレートを挿入します。

【具体例】

例えば鉄骨梁と添え板を高力ボルトで接合する際、部材の板厚の違いによって隙間が生じることがあります。一般的に接合面の隙間(肌すき)が1mmを超える場合はフィラープレートを入れて調整します。これにより接合面が密着し、ボルトの締付け力が正しく働くようになります。

【結論】

フィラープレートは目立たない部材ですが、役割は非常に重要です。
わずかな隙間を埋めることで、鉄骨構造の力を正しく伝える。

つまりフィラープレートは、鉄骨建築の安全性を静かに支えている縁の下の技術なのです。

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