【衝撃的な結論】
鉄骨建築でよく聞く SN材 と SM材 は、見た目はどちらも鋼材でも、“ただの鋼材の種類”ではなく用途も性能も根本的に違う材料です。これを知らないと、構造の安全性や設計理解に大きなズレが生まれます。
【理由】
SN材(建築構造用圧延鋼材/JIS G3136) は、建築物の 柱や梁といった主要構造体向けに規定された鋼材で、降伏比や衝撃靭性など耐震性に関わる性能が厳しく規定されています。これは大地震時の塑性変形を確保するためです。
一方 SM材(溶接構造用圧延鋼材/JIS G3106) は、橋梁や重機・溶接構造部材向けに設計され、化学成分の制御や溶接性が重視された鋼材です。
【具体例】
例えば、建物の 主要柱・梁 には SN材 が選ばれます。これは、降伏後の変形能力や溶接時の品質を高く保証することで、地震などの大きな変形に耐えるためです。
一方、溶接構造が主体の 機械構造物や橋梁の一部 では、溶接時のひび割れ防止や組立時の処理のしやすさを考えて SM材 がよく使われます。
【結論】
SN材は“建築専用設計”で耐震性を重視した鋼材、SM材は“溶接作業に適した汎用鋼材 です。建築初心者でもこの違いを理解すると、図面や仕様書を見たときに「なぜこの材料が選ばれているのか?」が直感的に分かるようになります。建築の安全性や性能を考えるうえで、どちらの鋼材が適しているかを知ることは非常に重要です。


コメント