【継手】「建物の“見えない継ぎ目”が命取りに!?――継手(つぎて)の闇」

00-1.【用語集】建築・土木・設備

【タイトル】

スポンサーリンク

「建物の“見えない継ぎ目”が命取りに!?――継手(つぎて)の闇」

【衝撃的な結論】

建物の強度や安全性の多くは、目に見えない“継手”の処理次第で決まっていることがあります。継手が不適切だと、いざというときに建物全体が危険にさらされる可能性があるのです。

【理由】

“継手”とは、建築で使う木材や鋼材、鉄筋などをつなぎ合わせる「接合部分/方法」の総称です。部材の長さが足りないときや、設計上つなぎが必要なときに継手を使うのですが、そこに求められるのは「つなぎ目でも母材と同等の強度と剛性」。もし弱い継手を使ったり、施工が甘かったりすると、構造全体の弱点となりかねません。DAIKEN+2enclo.or.jp+2

【具体例】

たとえば、鉄筋コンクリート造の建物では、鉄筋どうしを重ねて接合する「重ね継手」、溶接する「溶接継手」、スリーブ(金属カプラー)で接合する「機械式継手」などがあります。shoei-ind.co.jp+2建設工事会社マップ+2
これらのうち、施工がずさんだ継手を使った場合、想定した耐力が得られず、地震や重い荷重がかかったときに継手部分が破断し、建物の安全性が大きく損なわれるおそれがあります。

【結論】

建築では「柱も梁も壁も ―― 見える部分だけ」が重要、と思われがちですが、実は「部材のつなぎ目=継手」が建物の命運を握っています。だからこそ、家やビルを造るときには、どんな継手を使っているか、またその継手が適切に処理されているかに注目するべきです。そして「継手? そんなところ見ないよ」と思ったあなた――その“見えない継ぎ目”にこそ、建物の安全の鍵が隠れているかもしれません。

Follow me!

スポンサーリンク

コメント

PAGE TOP