【タイトル】
コンクリート建築を致命傷にする “初期凍害” の恐怖
【衝撃的な結論】
コンクリートは打設後、十分に強度が出る前に凍らされると、後からどんなに補修しても「設計強度の半分にも届かない」状態になることがある。
【理由】
「初期凍害」とは、コンクリートが硬化する前に含まれる水分が凍り、水和反応(セメントと水が化学的に結びつくこと)が阻害されてしまう現象のことを指します。株式会社岡﨑組 生コン事業部 –+1
凍ってしまった水分は膨張し、表面亀裂や組織の緩みを引き起こし、その後いくら温めて養生しても本来の強さを取り戻せないことが多いのです。株式会社岡﨑組 生コン事業部 –+2CMC+2
【具体例】
冬場に新築の基礎コンクリートを打った直後、気温が-2℃近くまで下がってしまった現場では、数日後に表面に“雪の華”のような凍結模様が浮かび、さらには表面が黒ずんでいつまでも乾かないという現象が見られます。CMC+1
このような状況では、コンクリートの表面を削ってセメント系補修材で補修できるケースもありますが、被害が内部まで進んでいる場合は、断面補修や再打ち直しを検討せざるを得ません。CMC+1
【結論】
建築において「冬=凍る可能性がある」「硬化前の養生期間を守る」ことは、もはや無視できないリスク対策です。特に寒冷地や冬場施工現場では、コンクリート打設温度、初期養生の温度管理、防寒手段の確保を徹底すべきです。
あなたの現場では、初期凍害に対してどのような対策を取っていますか?ぜひコメントで教えてください。
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