題名:欠除がないものとする小面積の基準
過去問・類似問題
問題1 計画 H21-19改
窓、出入口等の開口部によるコンクリートの欠除は、原則として建具類等の開口
部の内法寸法で計算し、開口部の内法の見付面積が1か所当たり0.5㎡以下の場合
は、原則としてコンクリートの欠除はないものとする。
問題1 正
問題2 計画 R02-19
窓、出入口等の開口部による型枠の欠除は、原則として建具類等の開口部の内法
寸法で計算するが、開口部の内法の見付面積が1箇所当たり0.5㎡以下の場合は、
原則として型枠の欠除はないものとする。
問題2 正
問題3 計画 R03-19
鉄骨の数量において、1か所当たり0.5㎡以下のダクト孔による鋼材の欠除につい
ては、原則として、ないものとして計測・計算する。
問題3 誤。鉄骨と石材は、0.5㎡ではなく0.1㎡。
問題4 計画 H13-23
仕上工事において、間仕切下地の数量を算出する場合、面積が0.5㎡以下の開口部
については、その開口部による間仕切下地の欠除は、原則として、ないものとす
る。
問題4 正
問題5 計画 R03-19
主仕上の数量において、衛生器具、電気器具、換気孔、配管、配線等の器具の類
による各部分の仕上の欠除が1か所当たり0.5㎡以下の欠除については、原則とし
て、ないものとして計測・計算する。
問題5 正
問題6 計画 H26-19
石材による主仕上げの計測・計算において、面積が0.5㎡以下の開口部による石材
の欠除については、原則として、ないものとする。
問題6 誤。鉄骨と石材は、0.5㎡ではなく0.1㎡。
問題7 計画 R02-19
屋外施設において、芝類の数量は種類及び工法ごとに面積を計測・計算するが、
芝類の範囲にある排水桝等の面積が1箇所当たり0.5㎡以下のときは、その欠除
は、原則としてないものとする。
問題7 正
問題8 計画 R01-19
コンクリートの数量において、窓、出入口等の開口部によるコンクリートの欠如
は、建具類等の開口部の内法寸法とコンクリートの厚さとによる体積とし、1箇
所当たりの開口部の体積が0.5㎥以下の場合は、コンクリートの欠除はないものと
する。
問題8 誤。言わばひっかけ問題です。体積では判断しません。面積です。
覚え方・解説
・コンクリート、型枠、鉄筋、鉄骨、間仕切下地、主仕上、石材等、さまざまな
ものの数量の算出において、そこに開口部、ダクト孔、配管等がある場合、正
確にはそれらによって欠除する分を差し引くべきなのですが、「建築数量積算
基準」では、開口部等が「小さい」場合は、「その欠除はない」ものとして省
略することにしています。
・「小さい」とみなす基準には、材料によって0.5㎡以下の場合と、0.1㎡以下の
場合の2つがあり、そこが試験のポイントになります。
■原則として、開口部等が0.5㎡以下の場合に、その欠除がないものとする。
■例外として、鉄骨と石材の2つだけは、開口部等が0.1㎡以下の場合に、その欠
除がないものとする。理由はズバリ、鉄骨と石材が高価だからです。
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