題名:屋外野球場・屋外サッカー場・体育館の方位
過去問・類似問題
問題1 計画 H30-04
屋外の野球場は、一般に、太陽光線の直射の影響を最小限とするため、本塁から
投手板を経て二塁に向かう線を、東北東の方位に計画することが望ましい。
問題1 正
問題2 計画 H25-05
スポーツ施設の配置計画において、屋外サッカー競技場は、競技のフィールドの
長軸を南北にとることが望ましい。
問題2 正
問題3 計画 H17-12
体育館における配置計画は、一般に、自然採光と、夏期の通風・換気に配慮し
て、長軸を東西方向に配置する。
問題3 正
覚え方・解説
■屋外野球場
→本塁から二塁に向かう線を、ほぼ東の方向
■屋外サッカー競技場
→長軸を南北方向
■体育館
→長軸を東西方向
■屋外の野球場とサッカー競技場の方位で重要なのは、太陽高度の低い西日の日差しが競技の妨げにならないようにすることです。(競技は普通、早朝より夕方ですので、西日を考慮します。)
■屋外の野球場では、バッター、主審、本塁裏のメイン客席からピッチャーの投
げるボールが、太陽高度の低い西日で見えなくならないように、本塁から二塁
に向かう線は東北東の方位に計画することが理想です。「東」と覚えておけば
良いです。これは、ピッチャーの背にバックスクリーンを設け、そこに客席を
設けないのも同じ理由です。
■屋外サッカー競技場では、太陽高度の低い西に向かって攻めることがないよう
に、屋外サッカー競技場は長軸を南北方向とします。南に向かって攻める際に
は、太陽高度が高いので日差しが問題になりません。
■一方、体育館は屋内施設です。太陽の日差しは問題になりません。
・自然採光のためには南面を広くするのが望ましく、そのために長軸を東西方
向とします。
・夏期の通風・換気の点でも、夏期は一般に南風が卓越していますので、南面
を広くするのが有効です。
・また、日射の点でも、夏涼しく、冬暖かくするためには南面を広くします。
コメント