題名:煙の流動速度・群集歩行速度
過去問・類似問題
問題1 環境 H30-05
火災室から廊下へ流出した煙の水平方向の流動速度は、一般に、3~5m/sであ
る。
問題1 誤。煙の水平方向の流動速度は、一般に、0.5~1.0m/sです。
問題2 環境 H28-05
火災室で発生した熱を伴った煙は、階段室に流入すると、一般に、3~5m/s程
度の速さで上昇する。
問題2 正
問題3 環境 H23-05
避難予測計算に用いる避難時の群衆の水平方向における歩行速度は、一般に、1.5
m/sを用いる。
問題3 誤。上表のとおり、避難時の群集の水平方向(廊下)の歩行速度は、1.0
~1.3m/sであり、1.5m/sほど早くありません。
問題4 環境 R03-05
劇場の防災計画において、階段を下りる速度は、一般に、0.6m/秒で想定する。
問題4 正
問題5 環境 R03-05
火災時に空気と分離した煙が平面方向に広がる速さは、避難における歩行速度に
ほぼ等しい。
問題5 正。火災室から廊下や隣室などに流出した煙の温度が高い間は、下層の
比較的清浄な空気と分離して、煙と空気とによる2層流を形成します。
覚え方・解説
・比較・整理して覚えておきましょう。
①煙の水平方向の流動速度 約0.5~1.0m/s
②煙の垂直方向の流動速度 約3~5m/s(1秒間に建築物の1層分)
③避難時の群集の歩行速度
避難時の群集の歩行速度
用 途 建築物の部分 避難時の群集の歩行速度
劇場、百貨店、共同住宅等 階段の下り 0.6 m/s(36m/分)
廊下 1.0 m/s(60m/分)
学校、事務所等 階段の下り 0.78m/s(47m/分)
廊下 1.3 m/s(78m/分)
※学校、事務所等は日常的に一般に昼間利用するので、歩行速度は3割増。
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