題名:空気齢・余命・空気寿命
過去問・類似問題
問題1 環境 R01-01
空気齢は、流入口から室内に入った所定量の空気が、室内のある地点に到達する
までに経過する平均時間である。
問題1 正
問題2 環境 H24-04
空気齢は、室内のある地点における空気の新鮮度を示すものであり、その値が小
さいほど、その地点の空気の新鮮度は高い。
問題2 正
問題3 環境 R04-01
空気寿命が一定の条件では、空気齢が小さいほど、室内のある点で発生した汚染
質が排気口に至るまでの時間は短くなる。
問題3 誤。問題3と4は同じ内容で誤りです。「空気齢」ではなく、「余命」
が短いほど、その地点で発生した汚染物質が排気口に至るまでの時間は
短くなり、速やかに排出されます。
問題4 環境 H22-03
空気齢は、時間の単位をもつ換気効率に関する指標であり、その値が小さいほど
発生した汚染物質を速やかに排出できることを意味する。
問題4 誤
覚え方・解説
空気齢は、換気効率の指標です。
①空気齢
給気口から入った新鮮空気が、室内のある点に至るまでの時間。局所空気齢と
もいう。
②余命
室内のある点から排気口に至るまでの時間
③空気寿命
給気口から排気口に至るまでの時間
■空気齢
空気齢が短いほど、その地点に新鮮空気が速やかに到達します。
■余命
余命が短いほど、その地点で発生した汚染物質が速やかに排出されます。
・給気口付近の点は、一般に、空気齢が短く、余命が長くなります。
・排気口付近の点は、一般に、空気齢が長く、余命が短くなります。
・理想的なのは、空気齢、余命ともに短くなるような、つまり空気寿命が短くな
るような換気です。その場合には速やかに部屋全体の空気が入れ替わります。
<注意点>
・空気齢は、室内のある点に注目しています。決して新鮮空気が「部屋全体に行
き渡る時間」ではありませんので、注意してください。「部屋全体に行き渡る
時間」と勘違いすると、新鮮空気が早く到達するならば、汚染物質も早く排出
される、と勘違いしてしまいます。
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