題名:場所打ちコンクリート杭の掘削工法
過去問・類似問題
問題1
オールケーシング工法による場所打ちコンクリート杭については、孔壁の崩壊防
止のために、ケーシングチューブを圧入しながら、ハンマーグラブで掘削する。
問題1 正
問題2 施工 R03-07
アースドリル工法による場所打ちコンクリート杭工事において、安定液は、ベン
トナイトを主体として、分散剤や変質防止剤等を加え、できる限り低粘性・低比
重となるように配合した。
問題2 正
問題3 施工 S62-08
リバースサーキュレーション工法では、一般に、水を使用して孔壁の保護と掘削
土の排出を行う。
問題3 正
覚え方・解説
・場所打ちコンクリート杭の掘削工法には、主に次の3つがあります。
・掘削した孔内にコンクリートを打ち込むため、孔壁が崩れないように保護し、
かつ、キレイに保つための工法になります。
・ポイントは、孔壁保護と排土方法を比較・整理することです。
工法 :孔壁保護 :排土方法
オールケーシング工法:ケーシングチューブで保護する:ハンマーグラブで土をつかみ上げる
アースドリル工法: 孔内にベントナイト安定液を入れ、圧力で保護する(※):ドリリングバケット内部に土をためて引き上げる
リバースサーキュレーション工法:孔内水位を高くし、水圧で保護する:孔内に水を循環し、泥水として吸い上げる
※ベントナイト安定液は、一種の粘土泥水で、水より比重が高いため孔壁を保護
できるとともに、コンクリートより比重が低いため、コンクリートを打ち込む
と浮いて排出できます。コンクリートと入れ替わるためにできる限り低粘性と
します。
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