題名:セメントミルク工法・アースドリル工法
過去問・類似問題
問題1 施工 H11-08
既製コンクリート杭のセメントミルク工法に使用するアースオーガーヘッドは、
杭径より100㎜程度大きいものを使用した。
問題1 正
問題2 施工 H28-07
セメントミルク工法において、掘削時にはアースオーガーの心を杭心に鉛直に合
わせ正回転させ、引上げ時にはアースオーガーを逆回転させた。
問題2 誤。アースオーガーは、正回転によって土砂を地上に排出できます。掘
削時や引上げ時にアースオーガーに逆回転を加えると、オーガーに付着
した土砂が孔底に落下するので、逆回転を行ってはなりません。掘削時
も引上げ時も「正回転」とします。
問題3
場所打ちコンクリート杭のアースドリル工法では、掘削機の先端に取り付けたド
リリングバケットを回転させ地盤を掘削する。
問題3 正
覚え方・解説
・セメントミルク工法のアースオーガーと、アースドリルを勘違いしている人は
いませんか?
工 法: 杭の種類: 掘削機械
セメントミルク工法: 既製杭: アースオーガー
アースドリル工法 :場所打ちコンクリート杭: ドリリングバケット
■セメントミルク工法
・既製杭は、言うまでもなく工場などであらかじめ生産される杭で、既製コンク
リート杭と鋼管杭があります。
・セメントミルク工法は既製杭の埋込み工法の一つで、既製杭をセメントミルク
で固定します。
・セメントミルクとは、セメントペースト(セメント+水)の薄いものと考えて
良いです。
・アースオーガーヘッドを「杭径+100㎜」とすることによって、「100㎜」の部
分にセメントミルクや杭周固定液が充填され、杭と地盤が一体化します。
■アースドリル工法
・図を見てもわかるとおり、アースドリル工法のドリリングバケットのほうが、
アースオーガーよりもキレイに掘削できそうですよね。
・アースドリル工法は場所打ちコンクリート杭ですから、コンクリートの型枠と
も言える孔壁をキレイに保つ必要があるのです。
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