題名:設計かぶり厚さ
過去問・類似問題
施工 H21-08
鉄筋工事において、屋内の柱の帯筋を加工するに当たり、必要な最小かぶり厚さ
30㎜に施工誤差10㎜を割り増したものをかぶり厚さとした。
問題1 正。「プレキャスト」と言っていない場合は、一般の「場所打ち鉄筋コ
ンクリート」と考えます。
問題2 施工 H28-12
プレキャスト部材の接合用金物のアンカー筋に対するコンクリートの設計かぶり
厚さについては、特記がなかったので、部材製造時の精度や施工時の誤差を考慮
し、必要な最小かぶり厚さに5mmを加えた値とした。
問題2 正
覚え方・解説
・「設計かぶり厚さ」は、「最小かぶり厚さ」に「施工誤差」を加えます。
・その「施工誤差」が場所打ち鉄筋コンクリート(現場生産)とプレキャスト部
材(工場生産)とで変わります。
■場所打ち鉄筋コンクリート(現場生産)
設計かぶり厚さ=最小かぶり厚さ+10㎜以上
■プレキャスト部材(工場生産)
設計かぶり厚さ=最小かぶり厚さ+5㎜以上
・プレキャスト部材は、工場生産であり、一般の場所打ち鉄筋コンクリートより
も高い精度で施工できるため、施工誤差として5㎜を加えれば良いです。
コメント