乱さない試料、乱した試料【構造】

題名:乱さない試料、乱した試料

過去問・類似問題

構造 H22-22
一軸圧縮試験及び三軸圧縮試験の土質試験は、ボーリング孔内から採取した試料を物理的・力学的に変化しないように運搬して、室内で試験を行う。

問題1 正。一軸圧縮試験及び三軸圧縮試験には、「乱さない試料」を用いる。

 

問題2 構造 R04-20
土の液状化判定のための粒度試験には、標準貫入試験用サンプラーより採取した乱した試料を用いた。
問題2 正。粒度試験は、「乱した試料」でもよい。

覚え方・解説

・室内土質試験の種類によって、「乱さない試料」を用いなければならない場合と、「乱した試料」でもよい場合とがあります。

■力学的試験
・一軸圧縮試験、三軸圧縮試験、圧密試験は、「乱した試料」で行うことはできません。
■物理的試験
・試験方法の概要が分かれば、「乱した試料」でもよいことが分かると思います。いずれも土を乱して試験していますから。

含水比試験
・炉の中で土中の水分を蒸発させて、蒸発前後の質量を比較することにより含水比を調べます。
粒度試験
・粒径の分布を粒度といい、ふるい分けなどによりその分布を調べます。
液性限界試験
・土は水量を増やすと固体→半固体→塑性体→液体になります。
・塑性体から液体に移るときの含水比を液性限界といいます。
・試験は、土を皿に薄く伸ばして溝を切り、振動を加えて溝がくっつく度合を調べます。
塑性限界試験
・塑性体から半固体に移るときの含水比を塑性限界といいます。
・試験は、土を直径3㎜のひも状にしたとき、切れぎれ(半固体)になるとき
の含水比を求めます。

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