タイトル:震える家、その真実 ― “聞こえない揺れ”が命を左右する?
【衝撃的な結論】
どんな頑丈な建物でも、実は“無意識の揺れ”=常時微動が絶えず起きており、それを測らなければ本当の耐震強度はわからない。
【理由】
常時微動測定とは、風・波・交通・機器振動などにより建物や地盤が常に受けている非常に小さな揺れをセンシティブなセンサーで計測する手法です。 N-Koei+1
この測定から得られる「建物の固有振動数」や「増幅特性」によって、設計値では見えてこない実際の“剛性”や“耐震性”を把握できるのです。 岐阜県立森林文化アカデミー+1
【具体例】
ある2階建て木造住宅では、設計上の想定では固有振動数5.5〜6.5 Hzとされるところ、常時微動測定の結果、東西方向は11.0 Hz、南北方向は6.9 Hzという驚きの高剛性を示しました。 岐阜県立森林文化アカデミー
これは、設計では安全側に余裕を持たせたため実際の剛性が想定より高く出た例です。設計だけに頼ると「見えない揺れ」の真実は見落とされます。
【結論】
建築物の耐震性を語るなら、“見えない揺れ”=常時微動を無視してはいけません。設計値だけで安心せず、常時微動測定によってリアルな剛性・耐震性を見える化することが、これからの建築で必須のステップになるのです。あなたの家も、見えない揺れで本当はどう揺れているのか、ちょっと気になりませんか?
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