題名:脱自動車依存
過去問・類似問題
問題1 計画 H25-11
コンパクトシティは、市街地の無秩序な拡大を抑制しながら、都市地域の環境整
備に重点を置き、環境的・経済的持続性を高める都市モデルである。
問題1 正
問題2 計画 H25-11
TOD(Transit Oriented Development)は、明確な歩車分離に基づき、自動車
交通の効率化を最大限に活かす計画手法である。
問題2 誤。TODは脱自動車依存の開発であり、「自動車交通の効率化を最大
限に活かす」のとは逆の考え方です。
問題3 計画 R02-10
キスアンドライドは、出発地から公共交通機関の乗降所(駅やバス停等)まで家
族等が自動車で送迎する交通形態のことである。
問題3 正
問題4 計画 H24-10
パークアンドライドシステムは、一般に、郊外の鉄道駅等に設置された駐車場を
利用し、都心部まで公共交通機関を利用することによって、中心市街地へ流入す
る車の交通量を抑制する仕組みである。
問題4 正
問題5 計画 R02-10
フリンジパーキングは、都市中心部の周辺に駐車場を整備し、そこから公共交通
機関等により都市中心部までアクセスするシステムであり、都市中心部への車の
流入の抑制等を目的とするものである。
問題5 正
問題6 計画 R05-10
LRT(Light Rail Transit)とは、低床式車両の活用や軌道・電停の改良によ
る乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系
交通システムのことである。
問題6 正
問題7 計画 H28-11
トランジットモールは、歩行者用の空間であるモールの形態の一つであり、一般
の自動車の進入を排除して、路面電車やバス等の公共交通機関に限って走行を認
めたものである。
問題7 正
問題8 計画 R05-10改
TDM(Transportation Demand Management)は、自動車利用者の交通行動の変
更を促すことにより、都市や地域レベルの道路交通の混雑を緩和するための手法
のことである。
問題8 正
覚え方・解説
・これらはすべて「脱自動車依存・公共交通機関の活用」に関する用語です。
・そして、上記の問題の出題年度に注目すると、これらの「脱自動車依存・公共交通機関の活用」が、近年の都市計画の出題の中心テーマであることが一目瞭然でしょう。
用 語 説 明
ニューアーバニズム :公共交通機関の活用による脱自動車依存の考え方
コンパクトシティ :脱自動車依存、省エネ等により実現されるコンパクトな都市
TOD(Transit Oriented Development):公共交通指向型都市開発(駅まち一体開発)
キスアンドライド :家から駅やバス停等まで家族等が自動車で送迎する手法
パークアンドライド :郊外の鉄道駅付近に駐車場を整備し、自家用車から鉄道に乗り換える手法
フリンジパーキング :パークアンドライドのために郊外に設ける駐車場
LRT(Light Rail Transit) :公共交通機関としての新しい路面電車システム
BRT(Bus Rapid Transit) :バス高速輸送システム
トランジットモール 公共交通機関のみの通行が許された歩行者専用道路
TDM(Transportation Demand Management):交通行動の変更を促し、道路交通の混雑を解消する交通需要マネジメント
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