題名:VAV・CAV
過去問・類似問題
問題1 環境 H17-18
空気調和設備におけるVAV方式は、室内の冷暖房負荷に応じて、主として、吹
出し空気の温度を変化させる方式である。
問題1 誤。VAVは、Variable(可変)Air Volume(風量)ですから、「温
度」ではなく「風量」を変化させます。
問題2 環境 R04-12
変風量単一ダクト方式は、VAVユニットを部屋ごと又はゾーンごとに設けるこ
とによって、個別の温度制御を行うことができる。
問題2 正
問題3 環境 R03-12
定風量単一ダクト方式は、一般に、変風量単一ダクト方式に比べて搬送動力の消
費量が大きい。
問題3 正
覚え方・解説
■CAV(定風量単一ダクト方式:Constant Air Volume)
・吹出し空気の「風量」は一定にして「温度」を変化させる方式。
・例えば冷房時に系統内の代表とする室の室温が設定温度に近づいてきたら、
16℃で吹き出していた冷風の温度を21℃に上げるなど。
・系統内はすべて同じ温度制御になる。
■VAV(変風量単一ダクト方式:Variable Air Volume)
・吹出し空気の「風量」を変化させる方式。
・VAVユニットを部屋ごと又はゾーンごとに設けることによって、個別の温度
制御を行うことができる。
・例えば冷房時に室温が設定温度に近づいてきたら、風量を減らす。必要な量の
空気を送るため、送風量の合計が少なくなり、空気を運ぶ搬送動力の消費量
(ファンの消費電力量)を削減でき、省エネに有効である。
・V(Variable)のほうが省エネ!
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