連結散水設備・連結送水管 【環境設備】  

題名:連結散水設備・連結送水管

過去問・類似問題

問題1 環境 R01-18
連結送水管は、地下階の火災の際、消火活動を容易にするために、消防ポンプ自
動車から送水し、天井又は天井裏の散水ヘッドから放出することにより消火する
設備である。

問題1 誤。設問は「連結散水設備」ではなく「連結送水管」の誤りです。

問題2 環境 R02-18
事務所ビルの連結送水管の放水口については、3階以上の階ごとに、その階の各
部分から水平距離が50m以下となるように設置した。
問題2 正

覚え方・解説

■連結送水管・・・・高層階と地下街が対象
■連結散水設備・・・地階が対象

・連結散水設備は地階のみ。連結送水管は高層階が基本で、地下街にも採用されます。
・連結散水設備、連結送水管は、ともに消火用水源を建築物内に設けず(ここが屋内消火栓やスプリンクラー設備とは異なります。)、火災時に消防ポンプ車から送水する消防隊専用の設備です。
・火災時に消防隊が長いホースをもって火源まで近づくのは困難なので、あらかじめホースに代えて配管をしておくものです。
・連結散水設備は、消防ポンプ車が1階の送水口から送水すれば、そのまま地階の天井に設けられた連結散水ヘッドから散水されます。

・連結送水管は、消防隊がホースの先端部分だけを持って火災階に行き、その階の放水口に接続し、消防ポンプ車が1階の送水口から送水すれば放水できます。
・「送水口」と「連結送水管の放水口」も比較・整理しておきましょう。

■送水口
・消防ポンプ車が容易に接近できる位置として、一般に1階に設け、消防ポンプ車のホースを接続して送水する。送水すると、連結送水管の放水口、連結散水設備の散水ヘッドに水が送られる。
■(連結送水管の)放水口
・3階以上の階ごと、又は地階ごとに、その階の各部分から水平距離が50m以下となるように、かつ、階段室、非常用エレベーターの乗降ロビー等で消防隊が有効に消火活動を行うことができる位置に設ける。
・消防隊がホースの先端を接続して消火に当たる。

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