力率【環境設備】  

題名:力率

過去問・類似問題

環境 R01-16
力率は、交流回路に電力を供給する際の「皮相電力(電圧と電流との積)」に対す
る「有効電力」の比率である。

問題1 正

問題2 環境 H19-21改
力率は、交流回路に電力を供給する際の有効電力と皮相電力との比であり、白熱
電球や電熱器の力率は、一般に、0.6~0.8である。

問題2 誤

覚え方・解説

・交流は、電流と電圧の大きさ・流れる方向が時刻とともに変化し、回路の状態によっては電流と電圧の位相(ある時刻に波のどの部分が現れるか)がずれることから、電力は電流×電圧で単純に求めることはできません。
・交流において、電流×電圧の値(これを皮相電力といいます。皮相は「ひそう」と読み、「うわべ」と言う意味です。)に対して、実際に使うことのできる電力(これを有効電力といいます。)の割合を力率といいます。
・電動機(モーター)や放電灯(蛍光ランプ等)は、電流と電圧の位相がずれることから力率は1よりも小さくなりますが、白熱電球や電熱器のように電気抵抗だけのものは、電力のすべてが光や熱に変換されるため力率はほぼ1.0となります。

■電動機(モーター)や放電灯(蛍光ランプ等)
力率 0.6~0.8程度
■白熱電球や電熱器
力率 ほぼ1.0

Follow me!

コメント

PAGE TOP