題名:透過損失に関する質量則
過去問・類似問題
環境 H25-09
質量則において、単層壁の厚さが2倍になると、透過損失の値は約3dB増加す
る。
問題1 誤
問題2
質量則において、単層壁に入射する音の周波数が2倍になると、透過損失の値は
約6dB増加する。
問題2 正
覚え方・解説
・はじめに透過損失についての最重要ポイントを確認します。
・透過損失が大きいほど、遮音性能が高い。
・透過損失=「入射音の音の強さのレベル」-「透過音の音の強さのレベル」
・「損失」という単語の響きから、透過損失が大きいほど良くない、と勘違いし
ないように注意!
・音が壁を透過するときの損失なので、値が大きいほど遮音性能が高いのです。
■透過損失は、
・単層壁の厚さ(すなわち、質量)が2倍になると、約6dB増加する。
・音の周波数が2倍になると、約6dB増加する。
これを質量則という。
■「2倍になると3dB」という関係が多いなか、試験対策上は、「2倍になる
と6dB」となるのは、この「質量則」だけと考えてよい!
<注意>
「音源からの距離が2倍になると音圧レベルは約6dB低下する。」というのも、音の強さが1/4(=1/2×1/2)になり、音圧レベルは-3dB-3dB=-6dBとなるのが理由でしたので、原理は「2倍になると3dB(1/2になると-3dB)」でした。
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