補強筋の位置【施工】 

題名:補強筋の位置

過去問・類似問題

問題1 施工 H19-09
ダブル配筋の耐力壁の開口補強筋については、壁筋の内側に配筋した。

問題1 正

問題2 施工 H21-08
屋根スラブの出隅及び入隅の部分の補強筋については、屋根スラブの上端筋の下
側に配置した。

問題2 正

覚え方・解説

■壁の開口部の補強筋
・ダブル配筋になっている壁筋の内側に開口補強筋を配筋する
■屋根スラブの出隅及び入隅の補強筋
・上端筋の下側に補強筋を配筋する

・どちらも理由は同じで、かぶり厚さを確保するためです。
・かぶり厚さは、最も外側にある鉄筋からコンクリート表面までの最短距離で
す。

・壁は壁筋からコンクリート表面まで、また、屋根スラブの上面では上端筋から
コンクリート表面までのかぶり厚さを所定の寸法確保するように設計しますか
ら、一部分に設ける補強筋が最も外側にこないように、それぞれのダブル配筋
の内側に配筋します。
・屋根スラブの出隅及び入隅に補強筋を設ける目的は、温度変化に伴う収縮ひび
割れの抑制です。端部が柱で固定された出隅・入隅部分において、温度変化の
大きいスラブ上部(上端筋の下側)に収縮ひび割れが生じやすいため、そこに
補強筋を設けます。

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