題名:温度・気温
過去問・類似問題
問題1 施工 H29-11
普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの養生において、外気温の低
い時期であったので、コンクリートを寒気から保護し、コンクリートの温度が
2℃を下まわらない期間を3日とした。
問題1 誤。打込み後5日間以上はコンクリートの温度を2℃以上に保たなけれ
ばなりません。
問題2 施工 R01-19
下地面がコンクリートとなる「せっこうボードのせっこう系直張り用接着材によ
る直張り工法」において、張付け時の室温が5℃以下となる寒冷期に、やむを得
ず施工しなければならなかったので、採暖等の養生を行い、室温が10℃以上に保
たれていることを確認した。
問題2 正。GL工法のことです。
問題3 施工 H24-03
塗装場所の気温が5℃以下、相対湿度が85%以上又は換気が適切でなく結露する
など塗料の乾燥に不適当な場合は、原則として、塗装を行ってはならない。
問題3 正
問題4 施工 R01-19
鉄骨工事の溶接において、作業場所の気温が2℃であったので、溶接線より100㎜
の範囲の母材部分を予熱して溶接を行った。
問題4 正。2℃は「-5℃から5℃まで」の範囲に入ります。
問題5 施工 R05-16
シーリング工事において、プライマーの塗布及び充填時に被着体が、5℃以下に
なるおそれがあったので、仮囲い、シート覆い等による保温などの必要な措置を
講じて施工した。
問題5 正
問題6 施工 H29-14
工事現場における鉄骨の錆止め塗装において、鋼材表面の温度が50℃以上とな
り、塗膜に泡を生ずるおそれがあったので、塗装作業を中止した。
問題6 正
覚え方・解説
■コンクリートの養生温度
・5日間はコンクリートの温度を2℃以上に保つ。
■左官工事、タイル後張り工法、内装工事(GL工法)、塗装工事(一般)
・気温5℃以下は行わない。ただし、採暖により可。
■鉄骨工事の溶接作業
・気温-5℃以下は行わない。
・気温-5℃から5℃までは溶接線から100㎜の範囲を加熱により可。
■シーリング工事、鉄骨の錆止め工事
・シーリング工事において、被着体が5℃以下、又は、50℃以上では行わない。
5℃以下でも採暖により可。
・鉄骨の錆止め工事において、気温が5℃以下、相対湿度が85%以上、又は炎天
下で鋼材表面の温度が50℃以上では行わない。5℃以下でも採暖により可。
・50℃以上では行わない理由は、塗膜やシーリング材に泡が生じるから。
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