日射熱・貫流熱 【環境設備】  

題名:日射熱・貫流熱

過去問・類似問題

環境 H22-10
空調設備の熱負荷計算において、外部から窓ガラスを通して室内に侵入する熱
は、「日射が直接ガラスを透過して侵入する熱」と「室の内外温度差によって侵
入する熱」の二つに分類される。

問題1 誤。外部から窓ガラスを通して室内に侵入する熱は「日射熱①、②」と
「室の内外温度差による貫流熱③」の合計です。②が抜けています。

問題2 環境 H30-04
窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、「ガラスに入射した日射量」に対する
「ガラスを透過した日射量」の割合で表される。
問題2 誤。日射熱取得率は「日射」に限った指標なので上記の①、②の合計で
す。やはり②が抜けています。

覚え方・解説

・窓ガラスに入射した日射は、透過するか、吸収されるか、反射されます。
・窓ガラスを通して室内に侵入する日射熱は、窓ガラスを透過した熱だけでな
く、窓ガラスにいったん吸収され、ガラス温度を高めた後、最終的に放射とし
て室内側に放出される熱があります。

空調設備の熱負荷計算では、日射熱のほか、室の内外温度差による貫流熱も含ま
れるので、外部から窓ガラスを通して室内に侵入する熱は、次の3つになる。
① 日射が直接ガラスを透過して侵入する熱
② 日射がガラスにいったん吸収された後、最終的に室内側に放出される熱
③ 室の内外温度差によって侵入する熱(貫流熱)

・②すなわち「日射がガラスにいったん吸収された後、最終的に室内側に放出さ
れる熱」を忘れないことがポイントです。

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