題名: 土の圧縮性の試験
過去問・類似問題
問題1 施工 H13-05
非常に軟らかい粘土の圧密係数を求めるため、ベーン試験を行った。
問題1 誤。圧密係数を求めるのは圧密試験です。ベーン試験は、粘性土の「せ
ん断強さ」の調査に用いられます。
問題2 施工 H11-05
砂質土のせん断強さの調査は、圧密試験により行った。
問題2 誤。砂質土のせん断強さの調査には、主に標準貫入試験が採用されま
す。
問題3 施工 H26-22
直接基礎が想定される地盤で、支持層の下部に位置する粘性土層の沈下量や沈下
速度等を推定するため、圧密試験を行った。
問題3 正
問題4 施工 R04-20
直接基礎が想定される地盤で、支持層の下部に位置する砂質土層の沈下量や沈下
速度等を推定するために、圧密試験を行った。
問題4 誤。問題3と問題4の違いは「粘性土層」と「砂質土層」の部分だけで
す。
覚え方・解説
■せん断強さの調査
ベーン試験、機械式コーン貫入試験、一軸圧縮試験、三軸圧縮試験
■圧縮性の調査
圧密試験
・圧縮性で問題となるのは、特に粘性土の「圧密沈下」です。
・圧密沈下、圧密試験について、次のポイントも大事です。
■粘性土では圧密沈下に特に要注意 ← 砂質土では液状化に特に要注意
■粘性土の沈下は圧密沈下 ← 砂質土の沈下は即時沈下
■圧密は、長時間かかって土中の間隙の水が絞り出される現象。土粒子自体が圧
縮されるのではない
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