題名: 土のせん断強さの試験
過去問・類似問題
施工 H08-05
ひび割れのない粘性土のせん断強さの測定は、一軸圧縮試験が主に用いられる。
問題1 正
問題2 施工 H17-05
自然状態でクラックの入った粘性土の試料の強度については、一軸圧縮試験によ
ると小さな値を示す傾向があるので、三軸圧縮試験により求めた。
問題2 正
覚え方・解説
・設計に必要な土の主な性質は、「せん断強さ」と「圧縮性」です。つまり、強さと変形です。
・今回は「せん断強さ」について確認します。
・地盤はせん断破壊しますから、土のせん断強さが重要です。
1.砂質土のせん断強さ
標準貫入試験
2.粘性土のせん断強さ
①原位置試験
ベーン試験・・・・・・・・軟弱な粘性土が対象
機械式コーン貫入試験・・・軟弱な粘性土が対象
②室内土質試験
一軸圧縮試験・・・ひび割れのない粘性土が対象
三軸圧縮試験・・・ひび割れのある粘性土が対象
「1.砂質土のせん断強さ」について
・砂質土は圧力がかかっていないと崩れやすいので、試験室に持ち帰って調べる
室内土質試験ではなく、原位置(=現場)で行う標準貫入試験が多用されま
す。
「2.粘性土のせん断強さ ①原位置試験」について
・ベーン試験も、機械式コーン貫入試験(旧称はオランダ式二重管コーン貫入試
験)も、それぞれ「ベーンを回転」、「コーンを貫入」できるような軟弱な粘
性土が対象です。
「2.粘性土のせん断強さ ②室内土質試験」について
・ひび割れ(=クラック)がある場合には、一軸圧縮試験ではひび割れから崩れ
て小さな値しか出ませんので、三軸圧縮試験を行います。三軸圧縮試験は、土
をパッキングして水中で全方向(XYZの三軸)から圧縮します。
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