題名:杭基礎における地下階の根入れ効果
過去問・類似問題
問題1 構造 H23-22
地下室を有する建築物の杭基礎において、建築物と地盤を一体とした解析等で検討した場合を除き、基礎スラブ底面における地盤の鉛直支持力と杭の鉛直支持力は加算しない。
問題1 正
問題2 構造 H23-22
地下室を有する建築物の杭基礎において、地震による水平力は、地下外壁を介して地中に伝達される水平力と杭が負担する水平力とに分けることができる。
問題2 正
問題3 構造 R01-21
杭基礎を有する建築物において、杭に作用する水平力は、建築物の地上部分の高さ及び基礎スラブの根入れ深さに応じて、一定の範囲で低減することができる。
問題3 正
問題4 構造 H28-20
地下階を有する建築物の杭の耐震設計において、一般に、杭に作用する水平力は、地下外壁等が負担する水平力に応じて、一定の範囲内で低減することができる。
問題4 正
覚え方・解説
・問題3と問題4は同じ内容です。
■鉛直支持力
・杭だけで負担する。
・「基礎スラブ底面の地盤の鉛直支持力」を加算しない。
・地盤沈下により、基礎スラブ底面と地盤の間に隙間が生じることがあるため。
■水平力
・地下外壁と杭で負担する。
・「地下外壁を介して地中に伝達される水平力」と「杭が負担する水平力」に分けることができる。
・「地下外壁を介して地中に伝達される水平力」が負担できる分、「杭が負担する水平力」は0.7倍まで低減できる。また、杭と地盤の動的相互作用を考慮した「土圧合力ばね」を用いて加圧側、抵抗側で適切に評価することもできる。
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