題名:木造の必要壁量1
過去問・類似問題
問題1 構造 H02-10
木造軸組工法による地上2階建ての建築物において、風圧力に対するはり間方向の耐力壁の所要有効長さを、妻側の見付面積から計算した。
問題1 誤。はり間方向の耐力壁の所要有効長さは、平側の見付面積から計算す
る。
問題2 構造 R04-10
木造軸組工法による地上2階建ての建築物において、平面が長方形の建築物において、張り間方向と桁行方向ともに必要壁量が地震力により決定される場合、張り間方向と桁行方向の同一階の必要壁量は同じ値である。
問題2 正
覚え方・解説
■「風圧力」に対する必要壁量(必要な耐力壁の量)
けた行方向の必要壁量=(妻側の見付面積)×(見付面積に乗じる数値)
はり間方向の必要壁量=(平側の見付面積)×(見付面積に乗じる数値)
※見付面積は、「床面からの高さが1.35mを超える部分(上階を含む)の見付面積」である。
■「地震力」に対する必要壁量(必要な耐力壁の量)
必要壁量は、はり間方向、けた行方向とも同じ値。
■けた行方向
・長方形平面の長手方向。
・一般に小屋梁に直交する軒桁がかかる。
■はり間方向
・長方形平面の短手方向。
・一般に短手方向に小屋梁がかかる。
■なお、妻は端という意味。
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