剛性率・偏心率・塔状比 【構造:一級建築士独学サポート】

題名:剛性率・偏心率・塔状比

過去問・類似問題

問題1 2級構造 H17-19
建築物の地上部分について、高さ方向の剛性分布のバランスの検討において、各階の剛性率が、6/10以上であることを確認する。

問題1 正

 

問題2 構造 H26-18
鉄骨造の「耐震計算ルート1-2」では、偏心率が0.15以下であることを確認する。
問題2 正

 

問題3 構造 R02-18
鉄骨構造を「ルート2」で計算する場合、地上部分の塔状比が4を超えないことを確かめる必要がある。
問題3 正

 

問題4 構造 H21-24
高さ25mの鉄骨鉄筋コンクリート造、地上6階建ての建築物の構造計算において、塔状比が4.9であり、剛性率及び偏心率の規定値を満足していたので、許容応力度等計算により安全性の確認を行った。
問題4 誤。許容応力度等計算において、塔状比は4以下としなければなりません。

 

問題5 構造 R05-10
木造軸組工法による地上2階建ての建築物において、各階につき、張り間方向及びけた行方向の偏心率が0.3以下であることを確認した場合、「木造建築物の軸組の設置の基準(4分割法)」によらなくてもよい。

問題5 正。木造の軸組の設置のバランスチェックは、偏心率≦0.3を確認するか、4分割法によります。

 

覚え方・解説

剛性率 :高さ方向の剛性分布のバランス   →0.6以上
偏心率 :平面的な剛性分布のバランス    →0.15以下
塔状比 :立面における、高さ/幅      →4以下

木造で4分割法によらない場合の偏心率の条件 → 0.3以下

補足 ■偏心率は0.15以下じゃないの?
→偏心率0.15以下の規定は、許容応力度等計算の一つです。木造2階建ては構造計算不要であり、偏心率≦0.15の制限はありません。そこまで厳しくは制限しませんが、偏心率≦0.3又は4分割法で軸組の設置のバランスチェックが必要になります。

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