【同潤会江戸川アパート】

一級建築士過去問

問題

同潤会江戸川アパートは、関東大震災後の住宅難に対処するために設立された同潤会による鉄筋コンクリート造の都市型アパートである。

正解は ○

同潤会江戸川アパート（東京都新宿区）は、関東大震災後の住宅難に対処するために設立された同潤会が、鉄筋コンクリート造の本格的な都市型アパートを目指して建設した最後の事例である。６階建のコの字型住棟と４階建の板状住棟で中庭を囲み、各住戸へは中庭から階段室を経てアクセスする。また、付帯施設としては、社交室、食堂、共同浴場等が計画された。

実物写真

http://www.abrain.co.jp/%E5%86%8D%E7%94%9F/%E5%90%8C%E6%BD%A4%E4%BC%9A%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%BB%BA%E6%9B%BF%E3%81%88%E4%BA%8B%E4%BE%8B

覚えるためのポイント

同潤会江戸川アパートの主な特徴は以下の通りです：

• 鉄筋コンクリート造を採用し、耐震性と耐火性を重視した先進的な構造設計
• 建物の構成：
  • 6階建てのコの字型住棟
  • 4階建ての板状住棟
  • 中央に中庭を配置
• アクセスと動線計画：
  • 中庭から階段室を通じて各住戸にアクセス
  • 居住者同士の自然な交流を促す設計
• 充実した共用施設：
  • 社交室
  • 食堂
  • 共同浴場 これらにより、総合的な居住環境を実現

この建築は、1923年の関東大震災後の住宅難に対応するために建設された、同潤会による最後の事例として重要な意味を持っています

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