【一級建築士過去の問題】
問題
増沢洵邸(1952年)は、戦後の極限的小住宅の先駆けとなった事例であり、1階の鉄筋コンクリート造のコアの上の木造部分に、最小限必要な要素を収めた住宅である。
正解は ×
増沢邸[自邸](増沢洵、1952年)は、池辺陽の立体最小限住宅とともに、戦後の極限的小住宅の先駆けとなった事例である。3間×3間の9坪(約30㎡)の平面プランをもつ2階建ての計画であり、3坪の吹抜けに面した南面の全面開口からは、障子を通して柔らかな光を採り入れている。設問の「1階の鉄筋コンクリート造のコアの上の木造部分に、最小限必要な要素を収めた住宅」としては、吉村順三の軽井沢の家が代表的である。
【実物写真】
https://mirutake.sakura.ne.jp/2012/58sanso/sanso.htm
【建物の特徴】
吉村順三の軽井沢の家の特徴について、以下にいくつか挙げます:
- 1962年に建てられた建築家の自邸として知られる傑作です
- 軽井沢の豊かな自然環境と調和するように綿密に設計されています
- 片流れの特徴的な屋根線を持っています
- 2階の居間を中心に据えた巧みな平面計画が特徴です
- 自然光や風の流れを最大限に活用するよう設計されています
- 2階の木造空間には、食堂、居間、寝室などの主要な生活空間が配置されています
- 2階の居間は1階のRC部分から大胆に張り出す設計となっています
- 居間の大きなガラス戸や雨戸は全て戸袋に収納でき、内部と外部の境界を曖昧にしています
- 1階部分には屋外テラスが設計され、自然環境との繋がりを深めています
これらの特徴により、吉村順三の軽井沢の家は自然と建築の調和を追求した独創的かつ機能的な建築物として高く評価されています
【まとめ】
2階の居間は1階のRC部分から大胆に張り出す設計
片流れの特徴的な屋根線を持っています
2階の居間は1階のRC部分から大胆に張り出す設計
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